国土交通省は、老朽化したマンションの建替え等の判断をスムーズに行う為に、マンション居住者で構成される管理組合や専門家の取り組みを支援するための「マンションの建替えに向けた合意形成に関するマニュアル」及び「マンションの建替えか修繕かを判断するためのマニュアル」を作成しました。
「マンション建替えに向けた合意形成マニュアル」では有志による建替えの検討からスタートし、管理組合としての建替え構想の検討・建替え計画の策定という、建替え決議(区分所有法第62条)までの合意形成の過程と、建替え決議後の合意形成を深めながら事業実施に取り組む過程に分けて、マンション建替えに段階的に取り組む方法や留意点等を解説しています。あわせて、有用な事例や建替え関連法制度、補助、融資、税制特例、建築規制特例など支援制度等の参考情報が記載されています。
また「マンションの建替えか修繕かを判断するためのマニュアル」では、マンション建替えの合意形成の上でポイントとなる「建替えか修繕・改修か」の判断を合理的に行うためのマニュアルとして、老朽度判定の基準、費用対改善効果に基づく建替えか修繕・改修かの判断の考え方や進め方などを解説しています。参考として、建替え構想の参考となる新築マンションの性能・仕様の事例や修繕・改修工法等の技術情報をが記載されています。
今後建替えか修繕かの判断を迫られるマンションが増えてくるなか、昨年6月に制定された「マンションの建替えの円滑化等に関する法律」に基づき、より具体的に建替えを進める為のマニュアルが作成されたことになります。
建替えにはこのような新法・マニュアルを十分活用すると共に、住民間の合意形成を得ていく為の常日頃からのコミュニケーションが重要になってくるということは言うまでもありません。 |
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