地銀の「摘要(取引内容)印字サービス」を悪用
石川県金沢市で理事長5800万円着服
金沢で発覚した理事長による5千八百万円横領事件は、過去に前例のない手口による犯行だった。
事件の舞台は築7年を迎えた石川県金沢市泉本町の十四階建て百二十戸のマンション。犯行の手口は大きく二通りに分けられる。その一つが一部地方銀行が採用している現金払い出しの際の「預金通帳・摘要(取引内容)任意文字印字入力サービス」の悪用だ。 (中略)
理事長は同サービスを悪用し、「定期」や「住公(あるいはジュウコウ)」との文字を銀行に指定して預金を引き出していた。しかし実際は「定期」等にはなっていなかった。だが、通帳には「定期」と印字されていた。預金通帳に「定期、二百万円」と印字し、定期に振り替えたと思わせる。疑われても「定期の預金通帳は私が預かっています」と言えば、他の住民らは「見せてもらえませんか」等と強い態度になかなか出れない。そんな心理をついての犯行だった。(後略)
〔 (株)マンション管理新聞社発行 マンション管理新聞 第612号掲載記事より抜粋〕
組合名義郵便定期を担保に地元郵便局から借り入れ
大阪府和泉市で管理員が350万円借り入れ
大阪府和泉市のマンションで管理員が管理組合名義の郵便定期預金を担保に、証書と組合印を無断で持ち出し地元郵便局から三百五十万円の借り入れを行っていたことがこのほど分かった。発覚後管理員は一部弁済し、不足分は管理会社が弁済。管理員は解雇されている。定期預金の口座名義は管理組合、住所が管理会社で開設されており、ペイオフの全面解禁を来年四月に控え管理組合は預貯金の管理状態を再確認しておく必要がありそうだ。
〔(株)マンション管理新聞社発行 マンション管理新聞 第612号掲載記事より抜粋〕 |