(社)高層住宅管理業協会 「関連法等の整備受け手直し」
(社)高層住宅管理業協会は三月一日付で管理委託業務の内容・水準の客観化を図る「マンション管理業務共通発注仕様書」を改訂、ホームページ上で公表した。仕様書の改訂は平成十二年の公表以来、今回が初めて。マンション管理適正化法の施行、標準管理委託契約書・標準管理規約の改訂を受け、内容を準拠させた。標準管理規約で、新たに管理組合の業務に規定された「修繕履歴の整備」も、受託業務に盛り込まれている。
「管理業務発注仕様書」は建設省(現・国土交通省)が管理会社の情報開示プランの一環として、省内に設置した分譲マンション管理業研究会が作成し、(社)高層住宅管理業協会が平成十二年四月七日付で公表した。今回「マンション管理業務共通発注仕様書」として五年振りに改訂された背景を、協会では「マンション管理適正化法の施行や標準管理委託契約書、標準管理規約の改正などマンション管理に関する環境の変化を受けた」と説明する。
「主な変更点」
- 「基本事項」に含まれていた「管理組合が保管している図書」を分離。マンション管理適正化法で交付が義務化された「設計図書」に加え、標準管理規約で「管理組合が保管することが望ましい」とされた数量調書、竣工地積測量図等の建築関係図書、「『修繕履歴情報』に含まれる図書」と規定された書類を追加
- 「事務管理業務」をマンション管理適正化法・標準管理委託契約書に準拠させ、6つの業務に分類。細目も委託契約書に準拠させた。「その他業務」には標準管理規約で新たに管理組合の業務に規定された「設計図書の保管」「修繕履歴の整備」に対応した項目を設けた。「劣化診断」は改訂された標準管理委託契約書の趣旨に従い、業務から省かれている
- 「管理員業務」で勤務形態・勤務日数・勤務時間を細目化。希望勤務形態に「巡回」を加えたり、平日、土・日、祝祭日別の希望勤務時間を書き込めるようにするなどの対応を図った
- 委託希望業務に「緊急対応業務」を追加。共用設備に加え、専有部分、災害・事故等の緊急対応業務の3項目を示した
〔(株)マンション管理新聞社発行 マンション管理新聞 第636号より抜粋〕 |