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PCB処理、困った



事業者には費用補助も 管理組合は対象外

 PCB(ポリ塩化ビフェニール)の処理で管理組合が困っている。共用部での電力使用のために自家用電気工作物で六六〇〇ボルト以上の高圧受電を行っている大型マンションのコンデンサーやトランス、開閉器に用いられる絶縁油に、PCBが含まれているケースがあるからだ。PCBは昭和四十七年に製造中止されているが、最近ではその後製造されたものでPCBの混入が指摘されている。これらの機器は、PCB特別措置法で廃棄の際に所有する「事業者」による適切な処理が義務付けられ、国などによる処理費用の補助もあるが、管理組合は基本的に補助対象に入っていない。

 金網越しにトランス(変圧器)の間に置かれた使用済みの一台のコンデンサー(蓄電器)。「本製品にはPCBが使用されています」とのシールが張られている。
 二百四十戸のマンション。五年前の築二十七年当時、「トランスの耐用年数が来たから一緒に取り替えて、電気室に保管したまま」と管理組合理事長は言う。トランスはメーカーから工場出荷時でのPCB未使用が確認され、過去の保守点検の際、油を交換していないため管理組合は通常の産業廃棄物として数万円で処理する予定だが、問題はPCB廃棄物となったコンデンサーだ。二二キログラムのコンデンサーの処理費用は約五十四万円かかる。

 

〔(株)マンション管理新聞社発行 マンション管理新聞 第642号より抜粋〕

 

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