全国分譲マンション四百八十五万戸中(平成十七年末現在)、国土交通省では旧耐震基準は約百万戸、うち耐震性の劣るもの五十万戸と推計している。この場合の「耐震性の劣るもの」とは、「過去の診断結果を踏まえ、基本的には構造耐震指標(Is値)0.6未満を意味している」(市街地建築課マンション政策室)という。
旧耐震建物にも地震で倒壊、崩壊の危険性が低いとされるIs値0.6以上の建物はあり、「平成二十七年までに全住宅の九割の耐震化」を目標に掲げる政府方針と照らせば、分譲マンション分野では緊急性は低いといえるが、確実な実現に向け政府・自治体は補助制度などに力を入れている。
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耐震診断補助 |
補助内容 |
診断実施実績 |
耐震改修補助 |
耐震改修促進計画の策定予定時期 |
| 札幌市 |
なし |
― |
― |
なし |
平成19年9月 |
| 仙台市 |
予備診断 |
1棟当たり23,100円、2棟目以降16,800円 |
9件(平成18年度) |
なし |
平成20年3月 |
| さいたま市 |
本診断 |
@費用の2分の1A戸数×25,000円
B100万円のうち最も低い額が限度 |
0件(平成18年度) |
なし |
平成19年度中 |
| 千葉市 |
予備診断と本診断 |
@費用の3分の2またはA「予備診断」で1棟当たり34,000円B「本診断」で1戸当たり4万円のうち、どちらか低い額 |
予備診断1棟、本診断6棟(平成18年度) |
住宅金融公庫のリフォームローン融資に対する1%相当の利子補給 |
平成20年3月 |
| 東京都 |
本診断 |
1u当たり1,000〜1,500円を費用上限とし、費用のうち@区市町村補助額と同額A6分の1のどちらか低い額 |
9件申請中(平成18年度) |
住宅金融公庫のリフォームローン融資に対する1%の利子補給。そのほか、区市によって独自制度あり |
平成18年11月 |
| 川崎市 |
予備診断と本診断 |
予備診断は1棟当たり限度6万円。
本診断は戸当たり限度3万円 |
予備診断6件、本診断0件(平成18年度) |
なし |
平成19年3月 |
| 横浜市 |
予備診断と本診断 |
予備診断は全額補助。本診断は戸当たり3万円を限度に費用の2分の1 |
予備診断1338棟、本診断60棟(平成10年〜16年度末) |
住宅金融公庫のリフォームローン融資の金利と同率の利子補給 |
平成18年12月 |
| 静岡市 |
本診断 |
費用の3分の2 |
1件(平成18年度) |
@事業費の23%A延床面積×47,300円の23%のうち、どちらか低い額の3分の2 |
平成19年3月 |
| 名古屋市 |
本診断 |
@費用の3分の2A1u当たり1,000〜2,000円×延床面積による費用の3分の2B1戸当たり5万円、のいずれか低い額 |
20件(平成18年度) |
なし |
平成19年度中 |
| 京都市 |
なし |
― |
― |
なし |
平成19年3月 |
| 大阪市 |
本診断 |
1u当たり1,000〜2,000円×延床面積を費用の上限とし、費用に対し@2分の1A1戸当たり25,000円B1棟当たり100万円、のいずれか低い額 |
4件(平成18年度) |
工事費に対し15.2%以内、改修設計費に対し3分の2 |
平成20年3月 |
| 堺市 |
本診断 |
1戸当たり25,000円、40戸以上は100万円を限度に、費用の2分の1 |
12件(平成8〜17年度) |
なし |
平成19年3月 |
| 神戸市 |
簡易診断 |
全額補助 |
258件(平成12〜17年) |
30万円を限度に、改修計画策定費・工事費に対し、4分の1 |
平成20年3月 |
| 広島市 |
本診断 |
1棟当たり15万円を限度に費用の2分の1 |
0件(平成18年9月15日受付開始) |
なし |
平成19年3月 |
| 北九州市 |
なし |
― |
― |
なし |
平成19年6月 |
| 福岡市 |
予備診断と本診断 |
費用の3分の2 |
予備診断0件(平成18年8月1日受付開始)、本診断9件(平成18年度) |
戸当たり30万円を上限とし、@工事費の15.2%A延床面積×47,000円による費用の15.2%の、どちらか低い額 |
平成19年6月 |