破産手続き開始も決定
金沢市内の管理組合の口座から修繕積立金7,580万円を横領したとして金沢地方検察局は8月8日、石川県野々市町内の管理組合に対する業務上横領容疑で逮捕された委託管理会社の(株)シーピー代表取締役、鈴木吉雄容疑者を再逮捕した。調べでは、同容疑者は平成17年4月から19年5月29日の間に20回にわたって横領した疑いが持たれている。
負債総額、2社で32億円に
金沢地検は同日、野々市町内の管理組合の口座から6,490万円を横領した業務上横領罪で同容疑者を起訴した。初公判は、9月21日。
一方、金沢地方裁判所は8月6日、破産の申立てをしていたシーピーと、同容疑者が代表取締役を務める北陸ビルマネージメント(株)の破産手続き開始を決定した。負債総額は2社で約32億4,800万円。内訳はシーピーが約27億9,100万円で、北陸ビルマネージメントが約4億5,700万円。
2社とも財産状況報告・計算報告・廃止意見聴取集会は11月7日に金沢地裁で開かれる予定。債券の届出期間は9月6日まで。
破産管財人には、シーピーが越島久弥弁護士、北陸ビルマネージメントは西井繁弁護士が、それぞれ就いた。
越島久弥法律事務所によると、換価できる財産は「ほとんどなく、配当は恐らくできないので、廃止という方向にいくのではないかと思っている」。シーピーの管理物件の中には、何室か同社が所有する物件もあるが、抵当権も付いているという。
シーピーは、昭和57年3月18日にセンチュリープロダクト(株)の社名で設立。北陸ビルマネージメントは平成2年11月28日に北陸アイピーエム(株)として設立されている。
2社ともマンション管理業者の登録更新の申請書類が提出されなかったため、マンション管理適正化法51条に基づき、シーピーは8月1日、北陸ビルマネージメントは7月10日付で共に登録を消除されていた。
〔(株)マンション管理新聞社発行 マンション管理新聞 第717号より抜粋〕
|