毎年年度末に開かれる総会。ここで全区分所有者に配布される決算報告書は、現在のマンションの財務体質を把握する上で最適な資料です。ただその資料もチェックポイントを押さえておかなければ、ただの紙切れにすぎません。最低以下の内容をチェックするだけでも、現状の問題点が見えてくるはずです。
@
一般会計の収入の部において居住者から集まる管理費以外に、利用者から集める駐車場代や駐輪場代の全額あるいはその大部分が計上されている場合
↓!事実上赤字会計である可能性が高い!
(当期剰余金から駐車場収入等を引くと赤字になる)
※
駐車場・駐輪場などの使用料収入は本来、修繕積立金に組み入れるべきで、別会計とすべきものです。特定の施設の利用者が支払った使用料は、その特定施設の管理や改修・改善当に充てるべき費用とするのが、正当な処理の仕方です。それを一般管理費の収入に組み入れることによって事実上の管理収入の水増しを行っているのです。
A
一般会計の支出の部において管理会社に委託している項目が一括して「管理委託費」として計上されている場合
↓!丼勘定による水増しの可能性もある!
※ 「管理委託費」には、通常その中に個別の業務である「事務管理業務費」「管理員業務費」「清掃業務費」等が存在しています。それらを一括にすることで、個々の金額を明確にせず、丼勘定を可能にさせている場合があります。 |
|