管理会社の経営状況をチェックしよう
2003年9月、マンション管理適正化法施行後初、マンション管理会社の破産宣言が受理されました。にわかな景気の回復がみられるもののまだまだ厳しい状況が続く中、サービスを受ける側の居住者は管理会社の経営内容をチェックすることも必要になってきます。(社)高層住宅管理業協会ではインターネットのホームページ上で登録している管理会社の決算内容を公開しています。
(http://www.kanrikyo.or.jp) 決算資料の見方 倒産の危険性指標⇒自己資本比率
大前提として一番大切な事は「倒産しない」ということです。この企業の安全性を見る指標としてあげられるのが自己資本比率です。自己資本とは、会社がためた自前の資金と考えればわかりやすいです。銀行からの借入金のように金利がつかない資金です。
また、赤字が貯まった場合は自己資本を取り崩して貯まった赤字を埋めることになります。自己資本比率は、借金経営の度合い、赤字決算への抵抗力を見る目安になり、値が高い管理会社ほど経営が安定していると言えます。
自己資本比率=自己資本/総資本×100(%)
自己資本比率がマイナスの数字になる場合は、自己資本がマイナスになっており、倒産の一歩手前と言われる「債務超過」状態です。 業界全体でみれば、自己資本比率が30%以上であればある程度健全であるといえそうです。逆にゼロに近づくほど要注意。マイナスは深刻な経営危機に直面していると言えます。
公開されていない会社は決算資料の提出を求める
その他、上記公開資料ではマンションの総管理戸数や売上高、営業利益、経常利益等が記載されており、さらにそれが過去3年間分公開されています。また仮に委託している管理会社がこの協会に登録していなければ、直接管理会社に対し決算書類の公開を求める必要があるでしょう。 いずれにしても、長期にわたりマンションの資産価値を高め保持する為に協力が必要な管理会社自身の資産内容をチェックすることは、マンション自身を守ることにつながるのです。
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