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共用部保険グレードアップ



 損害保険契約の内容を充実させる

地震による出火は火災保険では補償なし

 マンション共用部分の損害保険料は共益費から住民全員で共同負担している場合が一般的。地震保険追加等のグレードアップをするには、共益費の値上げ、又は管理会社への支払額や修繕積立金の見直しが必要となる。
 となると、やはり住民負担の発生しない管理会社への支払管理費削減による方法が理想的であろう。

奈良県生駒市 Kマンション  築5年  5階建て  48戸

 Kマンションでは、入居当初から積立マンションライフ総合保険に加入していた。(地震は対象外)

 しかし、過去の阪神大震災の記憶からも地震保険に加入していないことに理事長はじめ住人は、大きな不安感を持っていた。その理由も含め、管理費の見直しを実施。結果、月額65万9400円から41万2650円に。地震保険の加入も十分賄える金額を生み出すことに成功した。
 地震保険も他の保険と同様に、掛け捨てと積立の2種類がある。保険料は両者とも、火災保険料の半額〜同額が相場。火災保険にすでに加入しており地震保険をさらに附帯すると、現在支払っている額の1・5倍〜2倍の保険料となる。当然負担は大きくなるが、地震による火災の場合、火災保険だけでは保険金は支払われないので、地震による破損と地震火災の2つが追加されると思えば割安なのかもしれない。積立保険は保険料が高くはなるが、満期返戻金が戻る、税金が課税されないなどのメリットがある。

〈火災保険以外の管理組合向けの保険〉

保険の種類 保険の内容 補償の例

地震保険

(管理組合で付保する場合)

地震、噴火、それに伴う津波などで、マンションの共用部分に被害を受けた場合に補償。地震保険は、火災保険とセットで加入することが必要。

また地震による出火は地震保険でしか補償されない。
施設所有者・管理者賠償責任保険 共用部分に起因しておこる事故に対して、管理組合が責任を負う場合に、その損害を補償する保険。 外壁タイルが剥がれ落ちて、通行人にケガを負わせた。
個人賠償責任保険 マンション(専有部分)を所有し、使用・管理することによって、他人の所有物を壊したり、他人にケガをさせたりした時など法律上の賠償責任を負う場合に補償。 バルコニーから物干し竿を落として、他人にケガをさせた。洗濯物の排水ホースが外れて、階下の部屋と家財を汚損した。
機械保険 マンションの機能を確保するために、エレベータや受配電設備などの機会設備が付加されている。こうした機械を対象として、偶然な事故によって被った損害を補償。 揚水ポンプに異物が入り、羽根が損傷した。閉じかけたエレベータを無理に開けようとして、制御装置が壊れた。

上表 ()高層住宅管理業協会発行 マンション保険ガイドより抜粋

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